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栄養補給
双子座流星群に冬至に新月にクリスマス
宇宙は華やかで賑やかに踊っている
何度もカレンダーを確かめて朝を待つ
目覚めれば予想外な何時間もの電車運休
待ち合わせが遅れていく淋しさすら
必ず会えるならほんの少しのスパイス
しっかり繋いだ君の手を離しても
悪天候の中を歩いていけるよ
また君に手を差し伸べる日のために
宇宙は華やかで賑やかに踊っている
何度もカレンダーを確かめて朝を待つ
目覚めれば予想外な何時間もの電車運休
待ち合わせが遅れていく淋しさすら
必ず会えるならほんの少しのスパイス
しっかり繋いだ君の手を離しても
悪天候の中を歩いていけるよ
また君に手を差し伸べる日のために
衣替え
窓から流れ込むのは初めての朝
リネン素材にピンタックと刺繍
たっぷりのドレープに袖を通す
鏡の向こうに浮かぶあのひとも
軽やかに初夏をまとうのだろう
リネン素材にピンタックと刺繍
たっぷりのドレープに袖を通す
鏡の向こうに浮かぶあのひとも
軽やかに初夏をまとうのだろう
遠距離
どこかで誰かが
フラスコを落として割った?
それともわざと蹴飛ばした?
空気が汚れてる
どこかの誰かは
それでも今日も相も変わらず
それでも今日も愛も変わらず
着信音がしてる
フラスコを落として割った?
それともわざと蹴飛ばした?
空気が汚れてる
どこかの誰かは
それでも今日も相も変わらず
それでも今日も愛も変わらず
着信音がしてる
桜雨
ただ時雨と呼ぶには長すぎる
咲き始めの樹を濡らし続ける
髪をすく指が思いの外冷たい
それでも花びらが舞い散れば
遥かなる空がしたためた恋文
あなたの音色と抱合したいと
咲き始めの樹を濡らし続ける
髪をすく指が思いの外冷たい
それでも花びらが舞い散れば
遥かなる空がしたためた恋文
あなたの音色と抱合したいと
選択ミス
手紙を綴るときみたいには
下書きを考える時間はなく
僕の中で色付いた物たちを
すぐ届けたくて音に変えた
それは穏やかな感動と感謝
それなのに
僕だけがそのつもりだった
君だけが痛みを隠していた
下書きを考える時間はなく
僕の中で色付いた物たちを
すぐ届けたくて音に変えた
それは穏やかな感動と感謝
それなのに
僕だけがそのつもりだった
君だけが痛みを隠していた
ぬばたま
このまま今日が続けば良い
新しい明日なんていらない
ただそれだけと呼ぶには
大それた夢に思えるけど
眠る間だけなんて淋しい
夜を越え僕は空を見上げる
あの笑顔と手を握りしめて
新しい明日なんていらない
ただそれだけと呼ぶには
大それた夢に思えるけど
眠る間だけなんて淋しい
夜を越え僕は空を見上げる
あの笑顔と手を握りしめて
限定品
そびえ立つのは迷宮
眠り続けている宝物庫
雨宿りしに軒先だけ
そんな言い訳は誰の為
最上の喜びと痛みを
抱きしめに謎を解こう
眠り続けている宝物庫
雨宿りしに軒先だけ
そんな言い訳は誰の為
最上の喜びと痛みを
抱きしめに謎を解こう
大ホール~1127
海を越えていく旅客鉄道
反射する海面の色と
切符の終着駅の文字を
交互に眺めながら
晩秋の風が冷たくて
ヒールの足先が痛んで
でも背と膝の裏は伸ばして
鼓動のように響く靴音
黒いマントを脱いで
白衣をまとったPhantom
あなたの旋律を接種して
副反応を抱きしめた
反射する海面の色と
切符の終着駅の文字を
交互に眺めながら
晩秋の風が冷たくて
ヒールの足先が痛んで
でも背と膝の裏は伸ばして
鼓動のように響く靴音
黒いマントを脱いで
白衣をまとったPhantom
あなたの旋律を接種して
副反応を抱きしめた
時雨虹(Phantom〜1114 part2)
海から届いた雲が大粒の音を立てる
作りかけのメレンゲもそのままに
コートも羽織らずに晩秋の庭へ急いだ
Phantomの歌に迷い込むような気分
二重に広がる透明で鮮やかなふもと
今すぐ届ける術がないもどかしさ
それともあなたが見せている魔法なの
作りかけのメレンゲもそのままに
コートも羽織らずに晩秋の庭へ急いだ
Phantomの歌に迷い込むような気分
二重に広がる透明で鮮やかなふもと
今すぐ届ける術がないもどかしさ
それともあなたが見せている魔法なの
PRECIOUS
お手軽にできない模様替え
彼の部屋と宴用の部屋を
比較する無粋にはなれない
両手で溢れる現実をすくい
差し出しながら彼が笑う
地上の奥深い水の清らかさ
だから傷付いた顔はやめて
オペラグラスは片付けて
君は確かに想われてるから
彼の部屋と宴用の部屋を
比較する無粋にはなれない
両手で溢れる現実をすくい
差し出しながら彼が笑う
地上の奥深い水の清らかさ
だから傷付いた顔はやめて
オペラグラスは片付けて
君は確かに想われてるから
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